初心者向け投資の概念 投資とは?
投資とは一体何なのか?
投資を始めようと思ったら、一度は考えたことのある疑問だと思います。
投資とは、「金銭的な利益を得ることを目的として、資金を投じること」
本来はこういった意味があるようですが、
「自己投資」といった意味合いの時にも使用されることがあるようですが、
どちらも金銭や時間を投入して、何らかの見返りを得ようとすることにはかわりはありません。
投資と同じように使われる言葉に投機があります。では投資と投機の違いはどこにあるのでしょうか。
アメリカの経済学博士で、
プリンストン大学教授のバートン・マルキールは“ウォール街のランダム・ウォーカー”という著書の中でこう述べています。
《私は投資というものを、「配当や利益、賃貸料など、かなり確実性の高い収益の形で利益を上げること」および、「長期間保有して値上がり益を得ることをも期待した金融資産の購入」と捉えている》
と述べています。
そしてその中で投資と投機の違いに
《投資と投機を区別する基準は、「どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきりと意識されているかどうか」、「リターンが合理的に予測できるかどうかの二点にある》
とも触れています。
このようにバートン・マルキールは、
高い確実性・長期という時間軸を投資において重要なキーワードに位置付けています。
また、「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家で、
アメリカの経済学者だったベンジャミン・グレアムは、“賢明なる投資家”という著書の中で投資の定義としてこう述べています。
《投資とは、詳細な分析の基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。そしてこの条件を満たさない売買が投機的行動である》
ベンジャミン・グレアムはバートン・マルキールと違い、
短期・長期といった時間軸には触れておりませんが、詳細な分析や調査をすることで、ある程度高い確実性の高い収益が見込まれる場合を投資とし、そうでない場合を投機とする点では共通しています。
ところがこれらの投資と投機の定義の区分は、
国語的に明快ではあるものの、実際問題としてそんなに簡単に区別ができるものではありません。
どんなに詳細に分析をしても、それによって確実性が高まるとは限りません。
そして往々にして見込みははずれてしまうのです。
また得られる情報には限界があるので、完璧な分析など不可能と言えるでしょう。
しかし、最初の一歩を踏み出さなければ何も始まることはありません。
《0と1の間は1と99の間よりも広い》という言葉があります。
最初の一歩は大きな価値があるという意味だそうです。
投資とは「予め立てた計画にもとづいて、何らかの見返りを得るために踏み出す最初の一歩」ではないかと思います。
計画性がなく、達成可能性や費用対効果など無視した行動はおすすめできませんが、
計画に基づき何らかの見返りを得ようと一歩踏み出す行為なくしては、投資ははじまることはありません。